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2015年10月17日
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さすらう大人たちの歌
もはや私たちは…恋に破れた若者の心情を歌うには、馬齢を重ね過ぎてしまったのか…桜山教会に響く音響は、まさにカオス。 この世はカオスから始まったという神話にあるように、OB合唱団の音世界が形になるには、さらなる悠久の時が必要なのだろうか? 十字架を背負い、顔を紅潮させて指導する尾崎さんの姿は、まさしくキリストの受難を想起させた。 私たちの「音が取れない」「言葉がつかない」「テンポの揺れを把握できない」の罪を一身に背負う尾崎さん。 音楽の神よ、尾崎さんと迷える我らを救いたまえ!
というわけで、練習日誌代筆を依頼された私「さすらうS老人」が昨日のレポートを。 尾崎さんの顔が赤かったのは、風邪発熱のせいか、前回の練習の成果を忘れた私たちへの怒りのせいかは未確認。 K田さんの短時間合理的ストレッチを経て、北條ボイストレーニング。 のど・肩・顔の力みを排除して「息」を効率良く「耳に心地よい声」に…徐々に声を出すのが楽になる実感…でも歌に反映させるのは一朝一夕にはできない。 ついで、ドイツ語発音の極意を北條メソッドで披瀝…これも日々の反復練習なくしては身に付きそうもない。北條守護神さま、我らを見捨てることなかれ。
さすらう若人のうた第1曲。 失恋の痛手でふらつく足取り、気を取り直してはまた歩き、そして立ち止まる…その揺れ動く感じが数小節ごとに交差する曲の構成をつかまなければ… 原曲をフィッシャー=ディースカウの名演で聴いてみよう!https://www.youtube.com/watch?v=Ur-3LrpgB0Y ベースパート:P10二段目は「u」をすべての音符「lu」に変更。
さすらう若人のうた第2曲。 ベースパート変更:p14、32−37小節のテノールパートも歌うこと。 尾崎さんのアドバイス:マーラーの交響曲第1番「巨人」に多用されているこの曲のメロディーに親しむこと。 ネット上の参考演奏は、バーンスタイン指揮ウィーン・フィルあたりか?www.youtube.com/watch?v=dP1Ndx2p14Q
ボヘミアン・ラプソディ 一人一人がフレディになりきるように! 一生懸命なのはわかるが、何を表現したいのかわからないとの北條辛口批評が胸に刺さる… 若くしてエイズに倒れたフレディの心の叫びをもう一度聴いてみよう www.youtube.com/watch?v=Xlej3ngsKew
練習後ヴェルレク練習組と、OB通信発送手伝い組にわかれコリアンタウンの喧騒をぬけて作業会場へ。
番外として、作業終了後の焼肉店でのF橋さんのキリスト教に関する広範な知識に大いに感銘を受けた次第。 来週は合唱祭のトリで、ボヘミアン・ラプソディのお披露目…この焼肉のエネルギーで、燃えるステージとなるか?
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