Academy-OB Choral Diary(練習日記)

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2023年6月10日

ハードな練習をどうにか乗り越え、いよいよ大詰め
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カヴァレリア・ルスティカーナは前回の舞台上での練習を経て「どんな衣装にする?」などという会話も弾むようになってきた。歌い出しのオレンジはみんな譜面外して歌ってみようという指示で練習スタート。後ろに並ぶ男声陣の声がストレートに飛んでくるのが実感できたし、振り返らなければ?!シチリア島の村人の顔が想像できる…かな! 復活祭の合唱はオルガンの音で始まりアカペラのレジナ・チェリからサントゥッツアのソロを経て大きな盛り上がりを見せる。でも指揮者からは「全体的に重い」のひと言。レジナ・チェリなどは白い音符が続くので何となくのっぺり歌いたくなるが、リズムがずれるところなどカッチリと動こうね、とお隣と目配せ。巨瀬さんのピアノ独奏で静かに美しく弾かれる有名な間奏曲に続いて、後半は男声と女声の掛け合いの『家へ帰ろう』から始まり、トゥリドゥに先導されて『乾杯の歌』へ続く盛り上がりを見せてOBステージの幕が閉じるという寸法。このオペラの悲劇はこのあとに始まるのだが…。
現役のヴォイトレを務める小貫先生(トゥリドゥ役)と武藤先生(サントゥッツアとローラの二役)のソロにキチンとからめるコーラス隊を演じることが出来たら、現役も舞台人としてのお二人の姿に目を見張ることになるだろうから責任重大だ。
様々なオペラプロダクションの現場で活躍中の巨瀬さんからも特にイタリア語の語感について沢山のアドバイスをいただいた。言葉をしゃべること、シラブル(音節)を立てて歌うこと。ほんと言葉と音楽は切り離せない。

さて、後半は現役と一緒に合同ステージの練習。ほとんどのOBにとって難題の「次の星」を隣の二年生はやすやすと歌っている、かと思うとこちらの身体には入っている「John Saw」や椿姫の「乾杯」になると、あれっ?声聞こえない。でもきっと、50以上歳の離れたOBと現役の声が合わさってこそのステージが出来上がっていくに違いない…。改めて手にした楽譜のプログラムノートを読んでこれまでのAcademyの年月を思い返した。

一年生にとってアーリーの舞台は特別なものとなるはず。半世紀も前になる私の初舞台はスプリングコンサート(その当時は5月に開催されていた)のPOPSステージだった。「ムーンリバー」「雨にぬれても」「明日に架ける橋」、今も歌詞がスラスラ出てくるし、ガリ版刷りの楽譜の風景も記憶に残っている。若い時の記憶というものはスゴいものだ。60年に亘って歌い継がれ、また次の10年、20年に繫げる『愛唱曲』。一年生の記憶に残るのはどの歌だろう…。

13期 Sop.Y.S.





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