Academy-OB Choral Diary(練習日記)

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2014年12月6日

12月6日(土) ボイトレ、ロシア&富山
記事の編集
北條先生のボイトレ系コメント中心に 発声からアンサンブルまで 録音もちょっと参考にしてレポしてみようと思います。

★指揮指導:尾崎さん
 ボイストレーニング指導(発声〜アンサンブル練習):北條さん
 ピアノ:巨瀬さん
 見学:打楽器奏者 船迫さん

★発声ボイトレ
顔、喉、口をリラックス、なるべく耳で聞こえる「いい声」にとらわれないでからだに相応しい息を流せるように 息の流し方を練習しました。

母音の練習:基本的ストレッチ感覚で発声してほしい、とのこと。
オかアかわからない 息が自由な状態を「ア」として 
ア→オ→ウ は 唇と頬の内側をムニュッっと前に向かって少し変化させるだけ。
ア→エ は 息の流れの「幅を変えず」に ベロだけがほんの少し息の流れを妨げないポジションに変わるだけ。
→イ も 急に横に引っ張らないよう 奥歯でかまないよう 息が引き続き柔らかく流れるように。
母音が違っても 音の育ち方、息の育ち方がどの母音も同じように。

民謡風・ロイヤル風・ロシア風発声を 一寸音を動かして練習(「Mi〜i」を F#〜G#で移動)。フレーズの運びも〜風によって変わってきますので遊んでみましょう、とはじまりました。

民謡風: 薄く・浅く・前で。普段喋るときの「み」ではない。一杯飲んだときのような感じ。顔は前方向が解放、Mi〜からiへ運んで行った先で、押したりせず前に向かってひるがえす。
ロイヤル風: 上品でやわらかな余裕のある息遣い、顔の筋肉もしなやか、柔らかく、豊かに。t の入り方も音の移動の仕方も隅々までロイヤルに。
(♪民謡風のあと この発声したときは先生にお褒め頂きました。普段の練習の歌い方よりかなり隅々まで気をつかっている、と (^^)/ )
ロシア風: 同じ西洋風でも 基本的に息が最後までストンと通る、iがきつくならないよう、最後のiは さらに通りがよくなるよう、先細らないように息を流す。

♪各ステージの景色などを素敵に伝えているチラシ以上に そのステージに相応しい息遣いや体の使い方を変えて演奏して それぞれの空気や景色を伝えられるように・・息の色、声の色でも といういうのは新鮮で印象的だと思います。
発声も含めて ステージごと違う楽しさが伝えられるようなコンサートにしたいですね。。



★ロシア民謡集:カリンカ→仕事の歌→黒い瞳→ポーリュシュカポーレの順

先生からは
「全体的に日本語の薄さが出ていて すっかり日本人に戻った歌い方だった(カリンカ)、女声は この曲は niem など のエの母音が特に可愛い、男声は母音が輝く声になりがち、なので要注意(仕事の歌)、喋ろうとした結果カタカナがいっぱい聞こえる、相応しいしゃべり方で!(ポーリュシュカ)」

というようなお言葉を頂きました。

成果があったのは
『カリンカ』のカリンカが カ「リ」ンカに聴こえるように歌えたことです(^^)/
Lが聞こえなかった原因は「イ」で口を引っ張ろうとしているため「カ」のあと「L」を保とうにも保つ時間がないから とのこと。
 息を流しながら(=流れる息が必要)
 口を横に引っ張らずに(=横方向でなく 前方向、よい状態のイの口)
 ベロの先だけではなく外周の部分も柔らかく葉の後ろの辺りにペタッとくっつけてペロッと剥がす(=口、ベロの柔軟性)
3つのポイントがバランスよくできることで 聞こえる「L」になるとのこと。
このLは 英語などにも共通とのことなので 他でも活かしたいですね。

他に
『カリンカ』P86他の Tui は 歌の中では ティ ではなく トゥィ(ゥは小さく入れるくらい、その方がロシア語らしく聴こえる)に近く発音して歌う
『黒いひとみ』
LU・LA・LU・LA はLUと同じ息でLA(LOに近く)の息も流す、息が下がると音が下がる。
(関連指揮者コメント:オリジナルのCDでは 最初のLULA は ルロ に聴こえる。横に開いて明るくならないよう。)

等。


★富山民謡:越中おわら→こきりこ→むぎや の順

「真面目な歌い方で 遠くも近くも 民謡もそうでないところも
全部同じように聞こえてしまって聞いていて面白くない」
「合唱風に作られているところと 民謡とメリハリがあるとよい」
との辛口のお言葉いただきました。
 
民謡と民謡でないところの歌い分けについて 尾崎さんにメールで質問してみました。練習でまたきちんとお話されると思いますが 
・民謡の節をオペラのように歌わない
・民謡の節が出てきたら「民謡風の発声」で歌う
とのことです。


指揮者アンサンサンブルで
「これは合宿で・・」と 合宿での宿題?がどんどん増えてゆくのも心配です。
『仕事の歌』が終わった時『先にロシア語を読んできてください、ここで初めて見ているようでは間に合わない・・』という言葉も発せられました。
言葉や音程を見ておかないと指揮者の注意事項や発声までエネルギーが回らなかったりしますし。
次回は もう少し準備して練習に臨まなきゃ、と思います。

★その他
合宿のお知らせが配布されました。
北條先生からご出演のコンサート(2月7日)のお知らせがありました。


以上 ソプラノ 22期 妙子 でした。

PS.
発声のことばかりでいったい何コレ? だったかもしれません。
別の合唱団でも北條先生にご指導いただいているのですが 最初まったくわからなくてどうしようかと思いました。自分のそれまでの体の使い方で意識していたことがまったく違っていたからだと思います。OB合唱団ではみなさん いかがでしたか?
体の力を抜くのは(個人差があるようで)私には難しくて、力が抜けないので息も流しにくかったり・・という状態です、でも 声を出すこと、音域、ピッチなどの面で前より少し楽になった感じがします。
6日は 約1時間 盛りだくさんの発声指導だったので 自分の復習のためにも発声メインで書きたくなってしまいました。
長々失礼いたしました。





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