Academy-OB Choral Diary(練習日記)

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2024年3月2日

駒井先生レッスン二日目
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譜面を見ながら初めて歌った新年早々の練習、当時の私には難しくて難しくてサッパリわからなかったリベラメや凱旋行進曲が、ようやく周りのパートを聴きながら歌えるようになってきました。全体のアンサンブルも、各先生方のお陰で最近はかなり「らしく」聞こえるようになってきたのではないでしょうか。長岡の本番まで3週間、並び順も発表されていよいよ気合いも入ってきました。24日は思い出に残る素晴らしいステージにしたいですね。
本日の練習でも駒井先生は、発声や言葉の発音に関して同じ指示を何度も出されていました。発声では、上から声を被せる、ポジションはいつも高く、「イ」はいつも縦あきで。リベラメの「ドゥムベネリス、ユーディカーレ」はオペラ風にドラマチックに。アイーダのグローリアの「グ」の出だしをいつも意識すること。様々な具体的な指示を他にもパートごとに数多くいただきました。次回以降も忘れずに実行して練習に臨みたいと思います。
最近は休日ともなると今回歌うオペラのどれかのCDを聴いて自分なりのイメージを膨らませています。レクイエムを除けば、合唱曲とはいえ全曲なら2時間以上はかかるオペラの中の1曲なのでストーリー全体の流れくらいは理解しておきたいとは思っています。私、実は43年前の現役時代の夏、当時のアカデミーにオファーのあった二期会オペラの助演アルバイトで、東京文化会館での「イルトロヴァトーレ」の4日間のステージにエキストラとして出させてもらいました。世界的大巨匠アルベルトエレーデ氏の指揮、若くして亡くなってしまった粟國安彦氏の演出、合唱指揮は北村協一先生で、当時の現役生が10人ほど出ていたはずで、私はこの歌劇の一番の見せ場である第3幕のラスト、主役のマンリーコがHI-Cで歌い上げるアリア「見よ恐ろしい炎を」の10秒ほどの間奏中に、彼に鎧を着せ剣を渡すとても重要な役割(?)を演じたという思い出深いオペラなのです。第2幕に二期会合唱団が目の前で歌った美しくて迫力あるアンヴィルコーラスは40年経った今でも忘れません。後日NHKFMで放送した時の録音テープは今も私の宝物です。24日は、私は東京フィルやバッティストーニ氏と共演できる喜びを噛みしめながら歌いたいと思います。今回歌うほとんどのオペラは、最後に毒は飲むわ、生埋めにされちゃうわ、刺されちゃうわ、と悲劇ばかりですが、デカい正三尺玉の花火に負けない迫力ある威勢の良い歌声を、我々の力で長岡の空に打ち上げちゃおうではありませんか‼︎

テノール N.I




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