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2018年12月15日
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【わたしの練習日誌】
今日は朝から快晴、気温が下がり冬本番となって来ました。 今日のリハーサルは、「ビートルズ」「島よ」とその間にアンコール曲(予定)の「And Can It Be?」で、これは賛美歌を Dan Forrest が合唱曲にアレンジした曲。 この、And Can…?の楽譜 2ページ目のタイトルの左隅に Charles Wesley(1738)という人物名が記されている事にお気付きでしたか? チャールズ・ウィスレーはイングランド生まれの司祭で生涯数千曲もの賛美歌を作り、その中の一曲が、And Can…?との事で、ウィスレーは、はじめこの曲を「自由の恵み(Free Grece)」と題をつけていたようです。 アンコール曲としてブラスとピアノが入り、更にオルガンも入れば? ステージが盛り上がる事が間違いなしです。 今からワクワクする小生です。 福永陽一郎著「演奏ひとすじの道」冒頭に福永語録で。 夏の夜の花火のように、その〈華〉は一夜にして消散した。 これこそ時間芸術の真髄である。 消えたが故に、人の心に残るものは、また美しいのである。
福永先生がほとんど創立者といえるのが、「法政大学アカデミー合唱団」であったと思いますが、今のアカデミー合唱団においては、福永陽一郎は、ほぼ消え去っておるようで、これもまた夏の夜の花火だったのか? 一夜の〈華〉は10th.コンサートでまた咲きますよ。 「島よ」混声版で多くの合唱団は、演奏時間が20分強となっているようですが、福永先生の指揮に掛かると、福永ワールドが炸裂して、演奏時間が22〜3分強となって、福永先生のやりたい放題、これがまた良し!! 来年の10th.コンサートでは、マエストロ・おーさんは、これまでのOB合唱団の楽譜を一度白紙にして、楽譜に記されているように演奏しましょうとご指示があり、これもまた有りかも! 大中恩先生の再来か! 本番ステージではマエストロ・おーさんとのスリリングな駆け引きが今から楽しみです。 OB合唱団のレパートリーがひとつ増えそうです。
「島よ」のピアノ伴奏の「同音の連続」が、もーぉたまりません。 第1曲目は、重厚感のプロローグ。 第2曲目は、躍動する前奏。 第3曲目は、ドラマチックな前奏。 第4曲目は、心臓が息づく拍動感。 第5曲目は、木管のような、淋しげな e moll の響き。 終曲は、ピアノがラスト3小節のせつなくも、寂しげな d moll の連打によるエンディング。 “人間”そして“島”のドラマが完結しているようです。 ピアノ伴奏がなんと素晴らしいことか、プロローグが始まった途端に、このゾクゾク感、いきなりウルウル来そうです。ピアノ 巨瀬先生、万歳!!
「島よ」 おまえは 私ではないのか 散り散りの 人という名の 儚ない島−−−− わたしは、「島」だったのか?いやいや「人間」である。 これまでも、これからも、ずっとずっと……。 わたしは、「儚ない島」ではないぞ〜〜〜!
わたしは、これまで2度も死にかけている。いや、死んでいたのかも知れない。 1999年に急性心筋梗塞に、次が2015年に前立腺がん stage4(D2)で、どうも今は、余命期間であるらしいが、この先2年なのか? 5年なのか ?はたまた10年先なのか?…… わたしには分からない。日進月歩の医学の発展を期待しております。 『がんばらない』けれど『あきらめない』ぞ〜〜!
【わたしの練習日誌】を閉じるにあたり。 《心の四季》の第7曲目の「真昼の星」の一節に
真昼の空の 遥かな奥に きらめいている ひそやかに 静かに−−−−
ひかえめな 素朴な星に わたしはなりたい。
これまで、OB合唱団の皆さんと一緒に歌えてこられた事に感謝し、これからも皆さんと一緒に歌い続けられるであろう事に感謝します。 10th.コンサートまで残すところ後50日余りとなりましが、今からテンションUP UPで、フライングぎみの小生ではあります。
最後になりましたが、15日の練習内容の詳細については、どうか団員専用の音源アーカイブを必ずお聴き下さいますようお願い致します。 復習・復習・予習・予習 !! !! !! !!
Ten. 寺山九団
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