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タケミツに近づく三冊
武満徹全集から生まれた「インタビュー&対談」シリーズ |
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『作曲家・武満徹との日々を語る』
武満浅香 聞き手:武満徹全集編集長・大原哲夫
戦後の焼け跡の時代から、ともに過ごされてきた浅香さんのお話は実に面白く、武満さんの日頃の暮らし、朝の食事から猫の話まで、作曲家の知られざる一面を、同時に半世紀にわたる武満さんの創作の背景をお聞きしました。それは作曲家・武満徹の人と作品を理解する上でも、また戦後の芸術運動を記録するという意味でも大変貴重な証言でした。
(大原)
2,730円 (小学館)
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『谷川俊太郎が聞く 武満徹の素顔』
小澤征爾、坂本龍一、湯浅譲二、高橋悠治、河毛俊作、武満眞樹 他
聞き手:詩人・谷川俊太郎
「武満さんのこと、火星人みたいに思ってた」 (小沢征爾)
「作品より、人間のほうが好きだった」 (高橋悠治)
「徹さんは、ロックスター」 (河毛俊作)
2,730円 (小学館)
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『武満徹を語る 15の証言』
武満とともに仕事をした15人(マネジャー、音響技師、指揮者、映画監督 たち)
聞き手:武満徹全集編集長・大原哲夫
2001年から始まったインタビューはつごう6年、録音テープは優に50本を超えていた。そこでお聞きしたどのインタビューも、武満さんを懐かしみ、敬愛し、そして驚きに満ちていた。思いがけない話の展開に、予定の時間はいつもオーバーしてしまった。(大原)
3,360円 (小学館)
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ちょっと値の張る三冊ですが写真、註釈が非常に充実し、造本の美しさも楽しめます。
お近くの図書館の蔵書にもなっているでしょうから是非手に取ってみてください。
夏休みに読むなら!まず浅香夫人の『作曲家・武満徹との日々を語る』から…。
情報提供:関由紀子 |