クリスマスコンサートに向けて

2008/6/18 19Th 尾崎徹

 
 

毎年12月になると歌い尽くされるクリスマスソング…どの演奏会に行っても同じようなものを聴かせられるこの時期に敢えて私達らしい演奏会にしたいものであるから、ステージ構成も意味あるものにと少し趣向を凝らした。皆さんにその辺を事前に理解して戴く意味で説明してお きたいと思う。

まず今回のステージは3部構成となっておりそれぞれのステージは3か3の倍数で構成した。3の数字に拘ったのは今流行のお笑いに影響を受けた訳ではなく、ご承知 のと おりそれは‘父と子と聖霊’の‘三位一体’に依るものである。

次に歌詞の始まりと終曲の結びに注目戴きたい。冒頭LA COUR の第1曲HODIE CHRISTUS NATUS EST 『キリストは今日お生れになった』で始まり、天には栄えで『今ぞ生まれし、君を讃えよ』 で締め 括る、念のためアンコールのANGEL,S CAROL の最後も『キリストはお生れになった』の歌 詞で終わらせたかった。
これはバッハがカンタータやモテットで使った‘十字架構成’に倣ったものである。 中盤の起点曲をピークにシンメトリーを描いた構成が十字架を意味することから信仰と感謝を表し、何よりも構成の‘座り’が良いことから当時は常套手段として使われてきた手法を真似た。

では起点曲はどれかと言えばインタミのあとに来るであろうJOY TO THE WORLD となる。ヘン デル風の編曲が起点曲に相応しい華やかさをもたらすだろう。
であれば冒頭曲と終曲は厳かに始まって厳かに終わりたい。 だから天には栄えで終わる華やかさをアンコール曲終末の厳かさで補填する形を取 った。
 
ところでアンコール2曲もやったら折角3に拘った意味がなくなると思った方もいるだろ う。確かに第3ステージの8曲に1曲ならともかく2曲では3の倍数にはならない。
本来な ら1曲 だけ演って9としたかったのが本音だがそこはやっぱり私達日本人のする演奏会、シャンシ ャンと丸く?納めたかったから「九」に1点加えて「丸」即ち10曲として締め括ったアソビ心も ちょい と、ある。 いやいや聴衆の喝采を浴びてあと2曲アンコールを!なんてせがまれたら話は別 だが…

とりあえずお膳立ては整えた積もりだし私の仕事は9割り方終わった。あとはそれを9のままにしておくか10に乗せるかは皆さん次第…ということになる。
どうぞ頑張って取り組んでくだ さいましね。